
こんにちは。駄菓子とおかしの研究所、運営者の「s.ma」です。地蔵盆の時期が近づくと、どこからか聞こえてくる鐘の音や子供たちの楽しそうな声に、なんだかワクワクしますよね。
でも、引っ越してきたばかりの方や初めて参加される方にとっては、地蔵盆のお菓子もらい方や独自のマナーがわからず、少し不安を感じることもあるかもしれません。「そもそも2025年はいつやるの?」「東京などの関東でも行われているの?」「お供えの金額はいくらが相場?」「のし袋は必要?」など、疑問が次から次へと湧いてきますよね。
この記事では、そうした不安を一つずつ解消できるように、地蔵盆の基本情報から、お菓子をもらうための流れ、地域差、スタンプラリーの楽しみ方、さらに少し踏み込んだマナーまで、できるだけ具体的にお話していきます。初めての方でも「これを読んでおけば大丈夫だな」と思ってもらえるように、実際の体験談やリサーチ内容も交えつつまとめました。
「お菓子をもらいに行く」というワクワク感だけでなく、行事の背景にある「子供を守り、地域で育てる」という想いも感じてもらえたら嬉しいです。
- 2025年の開催日程と参加しやすいタイミング
- 地域による違いとお菓子をもらうための合図
- お賽銭の相場や恥をかかないためのマナー
- 持参すべき必須アイテムと服装のポイント
地蔵盆のお菓子もらい方と日程の基本
まずはお菓子をもらいに行くための基本中の基本、開催される「日時」と「場所」の仕組みについて押さえておきましょう。地蔵盆は一般的なお祭りと違って、地域ごとのローカルルールが非常に強い行事です。「せっかく行ったのにもう終わっていた…」なんてことにならないよう、しっかりと予習しておくことが大切ですね。
- 2025年の地蔵盆はいつ開催か
- お菓子配布の時間は何時からか
- 地蔵盆が東京にあるか地域差を解説
- 2025年のスタンプラリー情報
- 地蔵盆の由来と子供への意味
2025年の地蔵盆はいつ開催か
基本は8月23日・24日+週末調整
地蔵盆のメインとなる日程は、毎年8月23日と24日と決まっています。これはお地蔵様の縁日が毎月24日であり、その中でもお盆に近い8月が特に重要視されているためです。「23日・24日=地蔵盆のゾーン」と覚えておくと、毎年かなり楽になります。
ただ、ここで一つ大きなポイントがあります。現代の地蔵盆は、子供たちや働く世代の大人が参加しやすいように「土日開催」に日程をずらす地域が非常に多いんです。同じ町内でも、「昔は必ず24日だったけど、今は前後の土日に変えたよ」という話はよく聞きます。
2025年の8月23日は「土曜日」、24日は「日曜日」です。つまり、本来の縁日と週末が重なるため、例年以上に多くの地域で23日・24日通りに開催される可能性が高いと言えます。
平日にあたる年は「直前の土日」や「直後の土日」に変更されることが多いのですが、2025年はその心配が少なそうですね。一方で、少子化や役員さんの負担軽減のため、あえて1日のみの開催にしている地域も増えています。「23日だけ」「24日の夕方だけ」というパターンも珍しくありません。
地域ごとの日程決めのイメージ
| カレンダー状況 | よくある開催パターン | 注意ポイント |
|---|---|---|
| 23・24日が土日(2025年) | 両日開催/どちらか1日開催 | 夕方だけの短時間開催も多い |
| 23・24日が平日 | 前後の週末にまとめて開催 | 本来の日付とはズレるので掲示板の確認必須 |
| お地蔵さんが少ない地区 | 学区全体で1ヶ所だけ実施 | 自治会館や公園に集約されやすい |
実際には、町内会が春〜初夏の総会などで日程を決め、夏前になると回覧板や掲示板、子ども会のLINEグループなどで告知してくれることが多いです。最近は「子ども会はないけれど、有志の親がゆるく運営」というスタイルもあり、その場合は手書きポスター1枚だけ、というケースもあります。
ですので、8月中旬に入ったら次のような場所を意識してチェックしておくのが安心かなと思います。
- 町内掲示板・ごみ置き場近くのポスター
- マンションのエントランス掲示板
- 学校や保育園から配られるお便り(「地域行事のお知らせ」など)
- 自治会や子ども会のLINE・メール連絡網
とくに「今年からこの地域に住み始めた」という方は、ゴミ出しのついでに掲示板を眺める習慣をつけておくと、「え、こんなところでもやってたんだ!」という発見があって楽しいですよ。
お菓子配布の時間は何時からか
スタート時間は夕方が主流だけど、朝開催もあり
「何時に行けばお菓子がもらえるの?」というのは、一番知りたい情報ですよね。私の経験やリサーチによると、お菓子の配布や子供向けのイベントは、暑さが少し和らぐ夕方の16時頃からスタートすることが多いです。17時〜18時台にピークが来て、暗くなる前に終わるイメージですね。
ただ、猛暑対策として朝の9時〜11時に実施する地域も増えています。とくに小さなお子さんが多い地区では、「午前中に数珠回しとお菓子配布を済ませて、昼には解散」というパターンもあります。なので、「夕方に行けばいいでしょ」と決めつけず、事前の情報チェックがかなり重要です。
典型的なタイムテーブルの例
| 時間帯 | よくある流れ | 子供の動き |
|---|---|---|
| 15:30〜16:00 | 受付開始・名前の確認・数珠回しの説明 | 手を合わせる練習をしたり、友達と合流 |
| 16:00〜16:30 | 読経・数珠回し | 輪になって座り、数珠を回す |
| 16:30〜17:00 | お菓子配布・記念撮影 | 袋にお菓子を入れてもらい、写真タイム |
| 17:00〜18:00 | ゲーム・スーパーボールすくい・スイカ割りなど | 自由参加で遊んだり、早めに帰宅したり |
このタイムテーブルはあくまで一例ですが、「数珠回しなどの宗教的なパート → お菓子配布 → 子供向けゲーム」という流れは、多くの地域で共通しているかなと思います。
開始の合図は「音」+「人の動き」
そして、開始の合図として重要なのが「音」です。多くの地域では、開始時間になると「カンカンカン」という鉦(カネ)の音や太鼓の音が鳴り響きます。これが「おいで!始まるよ!」という合図なんですね。この音が聞こえたら、準備をしてお地蔵様のもとへ向かいましょう。
最近は、鉦や太鼓に加えて、マイクで「◯時から地蔵盆を始めます」とアナウンスしてくれる地域もあります。マンションや戸建ての窓から、「あ、もう並び始めてるな」と人の流れが見えることも多いので、音+人の動きをセットでチェックしておくと安心です。
人気のある地域では、用意されたお菓子の数に限りがあるため、開始直後に長蛇の列ができることもあります。「音が聞こえたらすぐ出発」くらいの気持ちでいたほうが安心ですよ。どうしても到着が遅くなりそうな場合は、「もしお菓子がなくなっていたら、それはそれでご縁だね」と子供にも事前に説明しておくと、トラブルを防ぎやすくなります。
また、スタンプラリー形式の地蔵盆では、「◯時〜◯時の間に好きな順番で回ってOK」というゆるい時間設定になっていることもあります。この場合は、最終受付時間だけ絶対に見逃さないようにしましょう。
地蔵盆が東京にあるか地域差を解説
地蔵盆は関西色が強い行事
「地蔵盆のお菓子もらい方」を検索されている方の中には、東京や関東にお住まいの方もいるかもしれません。実は、地蔵盆は京都を中心とした関西地方特有の文化という側面が非常に強いんです。京都市では地蔵盆が「無形文化遺産」として位置づけられていて、町内の約8割が何らかの形で地蔵盆を行っているという調査結果もあります。
私自身も調べてみて改めて感じたのですが、エリアによって以下のような大きな違いがあります。
| エリア | 特徴 | お菓子の入手難易度 |
|---|---|---|
| 関西(京都・滋賀など) | 路地ごとに地蔵尊があり、町内行事として盛ん。複数の場所を巡れる。 | 比較的容易(地域に開かれていることが多い) |
| 関東(東京など) | 町内単位のものは少なく、増上寺などの大きな寺院でのイベントが中心。 | 場所が限定的(事前のリサーチが必須) |
| 地方都市・郊外 | 古くからの住宅街では継続、小規模なニュータウンでは未実施のことも。 | 地域差が大きい(地元の人に聞くのが一番早い) |
東京にお住まいの方が「近所で鉦の音が聞こえないかな?」と待っていても、残念ながら聞こえないことが多いかもしれません。東京で参加したい場合は、大きなお寺の公式サイトや、区の広報ページなどでイベント情報を確認して、電車などで「出かける」必要があるケースがほとんどですね。
東京近郊で探すときのチェックポイント
- 「地蔵盆 2025 + 住んでいる区名」で検索してみる
- 増上寺など大規模寺院の「年間行事」ページを確認する
- 子ども関連のイベントサイト(親子向け情報サイトなど)で「地蔵盆」をキーワード検索
- 保育園・幼稚園の先生やママ友に「この辺で地蔵盆ってありますか?」と聞いてみる
行事名が「地蔵盆」ではなく、「子ども夏祭り」「◯◯地蔵尊まつり」となっている場合もあるので、写真や説明文に「お地蔵さま」「子どもの無病息災」などの言葉が出てくるかどうかもヒントになります。
逆に、京都や滋賀にお住まいの方は、家の近くを少し歩くだけで「あ、ここにもお地蔵さんが」「あっちにも提灯が出てる」といった具合に、地蔵盆の気配をあちこちで感じられるはずです。帰省のタイミングで地蔵盆とかぶる方は、実家の近くの様子もチェックしてみてくださいね。
2025年のスタンプラリー情報
少子化で増える「スタンプラリー型」の地蔵盆
最近では、少子化の影響や「もっと多くの子供に参加してほしい」という思いから、昔ながらのスタイルだけでなく、スタンプラリー形式を取り入れる地域が増えています。従来は「町内の子ども中心」だったものを、近隣のエリアにも広く開いていくイメージですね。
例えば、京都市内や兵庫県の一部地域では、複数のポイントを回ってスタンプを集めると、最後にお菓子の詰め合わせなどの景品がもらえるイベントが企画されています。これなら、その地域に引っ越してきたばかりの子や、少し離れた場所に住んでいる子でも参加しやすいですよね。
2025年も、8月23日・24日の週末に合わせてこうしたイベントが開催される可能性が高いです。商店街や自治会が主催しているケースも多く、「地蔵盆スタンプラリー」「地蔵めぐりスタンプラリー」といった名前で広報されていることが多い印象です。
スタンプラリーに参加するときの流れ
- 最初の会場で「スタンプカード」を受け取る
- 地図に書かれたお地蔵さんや参加店舗を順番に回る
- それぞれのポイントでお参り+スタンプをもらう
- 全部そろったら、ゴール地点でお菓子詰め合わせや小さな景品と交換
「全部回らないと景品がもらえない」というより、「◯個以上でOK」「時間内に回れる範囲で大丈夫」というゆるめのルールになっていることも多いです。小さな子供連れの場合は、無理に全制覇を目指さず、「半分回れたら上出来!」くらいの気持ちで参加すると、親も子も楽しく回れます。
- 地域の広報誌・自治体の広報ページを確認
- 商店街の公式サイトやSNS(X・Instagram)で「地蔵盆」「スタンプラリー」を検索
- 学校や保育園のお便りの「地域行事」欄をチェック
とくに商店街主催のスタンプラリーは、お菓子だけでなく「駄菓子が当たるくじ」「金券」「おもちゃ」などの景品が用意されていることも多いので、駄菓子好きの親子にはたまらないイベントですよ。
地蔵盆の由来と子供への意味
「お菓子をもらえる日」以上の意味がある行事
お菓子をもらうことに夢中になりがちですが、そもそもなぜお菓子がもらえるのか、その由来を子供に伝えてあげるのも素敵かなと思います。
地蔵盆の主役である「地蔵菩薩」は、子供を守る仏様です。昔から、子供たちが元気に育つように、そして旅人や弱い立場の人が無事に過ごせるように見守ってくれていると考えられてきました。京都市がまとめた地蔵盆の解説でも、地蔵盆は地蔵菩薩の縁日の前後に行われ、読経や数珠まわし、お菓子配りなどを通して子どもの無病息災を願う行事として紹介されています。(出典:京都市文化市民局文化財保護課「京の『地蔵盆』~行事内容など~」)
地蔵盆で配られるお菓子は、単なるプレゼントではなく、一度お地蔵様にお供えされた「お下がり」なんです。
「お地蔵様のパワーが入ったお菓子を食べれば、一年間病気をせずに元気に過ごせるよ」
そんなふうに教えてあげると、子供たちもお菓子を大切に食べてくれるかもしれませんね。この「見守られている感覚」こそが、地蔵盆の本当の価値なのかもしれません。
子どもにどう伝える?声かけの例
小さなお子さんには、難しい仏教用語よりも、「地域のおじいちゃん・おばあちゃんや、みんなが君のことを応援しているんだよ」というニュアンスで伝えるとすっと入っていきます。
- 「今日は、お地蔵さまに『いつも見守ってくれてありがとう』って言う日なんだよ」
- 「みんなで数珠を回して、今年も元気でいられますようにってお願いするの」
- 「もらったお菓子は、お地蔵さまからのプレゼントだから、家でゆっくり味わおうね」
こんな声かけをしながら参加すると、ただ「お菓子がいっぱいもらえる日」ではなく、「感謝する日」「お願いする日」という意識が生まれます。そうすると、自然とお賽銭を入れる手つきも丁寧になりますし、「ありがとうございます」と言う声も大きくなっていきます。
親子で地蔵盆をきっかけに、「困ったときは誰かに頼っていい」「地域の人は味方」という感覚を共有できると、子どもにとっても心強い経験になるかなと思います。
地蔵盆のお菓子もらい方とマナーや金額

さて、ここからは少し現実的な「マナー」のお話です。「タダでもらっていいの?」「お供えは必要なの?」という疑問は、親御さんなら誰しも持つものです。せっかくなら、地域の方に失礼がないように参加したいですよね。
とはいえ、地蔵盆はあくまで「子供のための行事」。格式ばった法事とは違うので、最低限のポイントさえ押さえておけば、そこまで身構える必要はありません。ここでは、初めての方でも安心できる程度に、一般的なルールと考え方を整理していきます。
- お供えの金額やお賽銭の相場
- お供えにのし袋は必要か確認
- 数珠回しの参加と持ち物リスト
- 地蔵盆の服装は平服で良いか
- 配られるお菓子の選び方と中身
- 地蔵盆のお菓子もらい方のまとめ
お供えの金額やお賽銭の相場
基本は100円。気持ちと無理のない範囲が大事
子供がお菓子をもらうために参加する場合、基本的にはお賽銭のみで大丈夫なケースがほとんどです。
では、いくら入れればいいのでしょうか?一般的に相場と言われているのは「100円」です。100円玉を1枚、子どもに渡して、自分の手でお賽銭箱に入れさせるスタイルですね。
金額に込められた意味
100円には「百の縁(たくさんのご縁)」がありますように、という意味を込めることができます。また、語呂合わせで「115円(いいご縁)」や「415円(良いご縁)」を入れる方もいるようですが、子供のお小遣いの範囲である100円玉一枚が、スマートで受け取る側も恐縮しない金額かなと思います。
兄弟がいる場合は、「子ども一人につき100円」というイメージで考えると分かりやすいです。3人兄弟なら300円、といった感じですね。もし家計的に負担が大きいと感じる場合は、合計金額を少し調整しても問題ありません。大切なのは、額よりも「きちんと手を合わせてお参りする」という姿勢です。
参加費方式との違いに注意
なかには、町内会から「地蔵盆参加費 1世帯◯◯円」という形で、事前に集金される地域もあります。この場合、その参加費の中に「お菓子代+運営費」が含まれていることが多く、お賽銭は完全な「お気持ち」でOK、というケースもあります。
参加費制かどうかは、回覧板やチラシに書かれていることが多いので、気になる方はそこもチェックしてみてください。分からない場合は、当日、受付の方に「お賽銭はいくらくらいが多いですか?」とさらっと聞いてしまって大丈夫です。
お供えにのし袋は必要か確認
子どもがお菓子をもらうだけなら、基本不要
町内会の行事としてしっかり参加する場合や、ご近所付き合いとして「お供え(志)」を渡したい場合はどうすればいいのでしょうか。
まず、子供がお菓子をもらうだけの参加であれば、のし袋は基本的に不要です。お賽銭箱に直接入れればOKです。小さな子どもには、「この100円は、今日一日元気で過ごせますようにってお願いするお金だよ」と伝えて、自分の手で入れてもらうと、行事の意味も感じやすくなります。
町内会への「お供え」を渡すとき
もし、大人が町内会への寄付として渡す場合は、以下のような点に注意が必要です。
- 水引の色: 地域によって「仏事」として白黒や双銀を使う場合と、「子供のお祝い」として紅白(蝶結び)を使う場合があります。これが本当に地域差が激しいので、迷ったら近所の方に聞くのが一番安全です。
- 表書き: 「御供」「灯明料」「志」などが一般的です。
「新参者がいきなり現金を包んでいくと驚かれるかも…」と心配な場合は、無理にお供えを用意せず、まずは数珠とお賽銭だけで参加して様子を見るのも賢い方法です。何年か参加して雰囲気が分かってから、「来年は少し包んでみようかな」と考えれば十分ですよ。
また、お金ではなく、お菓子やジュースなどを差し入れとして持って行きたい場合もあると思います。その場合は、事前に「何をどれくらい持ってきてほしいか」が決まっていることも多いので、勝手に大量に持ち込むのではなく、必ず町内会の担当者に一言相談してからにしましょう。
数珠回しの参加と持ち物リスト
数珠回しは「クライマックス」の一つ
地蔵盆のハイライトとも言える儀式が「数珠回し(数珠繰り)」です。大きな数珠をみんなで囲んで回すこの儀式は、子供の無病息災を祈る大切な時間。地域によっては、これに参加することでお菓子がもらえるシステムになっていることもあります。
読経の間、子どもたちは少し緊張した顔で座っていたりしますが、数珠が回り始めると途端に笑顔になったり、ドキドキした表情になったり…。見ている大人側も、なんだか胸がじんわりする瞬間です。
当日あると安心な持ち物
参加する場合、以下の持ち物を準備しておくとスムーズです。
| 持ち物 | 必要性 | 備考 |
|---|---|---|
| 手提げ袋 | 必須 | お菓子の量は意外と多いです!マチのある丈夫な袋を持参しましょう。 |
| 小銭(100円) | 必須 | お賽銭用。兄弟がいる場合は人数分用意を。 |
| 数珠 | 推奨 | 子供用のマイ数珠があればベストですが、なくても参加できることが多いです。 |
| 飲み物(水筒やペットボトル) | 推奨 | 夏の屋外行事なので熱中症対策は必須。できれば一人1本。 |
| タオル・ハンカチ | 推奨 | 汗拭き用。子供は予想以上に汗だくになります。 |
| 帽子・日よけグッズ | あると安心 | 開始前に並ぶ時間が長い場合、直射日光対策に役立ちます。 |
| 虫よけスプレー | あると安心 | 夕方開催だと、蚊が多い地域も。事前にシュッとしておくと快適です。 |
「数珠を持っていないと怒られるかな?」と心配になるかもしれませんが、私の知る限り、子供なら手ぶらで手を合わせるだけでも温かく迎えてくれる地域がほとんどですよ。むしろ「初めて来てくれたんやね〜」と喜んでもらえることの方が多い印象です。
地蔵盆の服装は平服で良いか
基本は普段着でOK。ただし「動きやすさ」を最優先
服装については、気負わず「普段着(平服)」で全く問題ありません。地蔵盆は路上や公民館で行われることが多く、ゴザやブルーシートの上に座ることもよくあります。ですので、汚れても良く、足が崩しやすいズボンスタイルが実用的で安心ですね。
子供は走り回ったり、ゲームに参加したりするので、スカートの場合はレギンスを合わせるなど、動きやすさを意識してあげると安心です。足元もサンダルより、かかとが固定されるスニーカーの方が安全かなと思います。
浴衣・甚平で「お祭り感」を楽しむのもアリ
もちろん、浴衣や甚平を着ていくと「風情があっていいね」と喜ばれることは間違いありません。写真映えもしますし、子どもにとっても特別な思い出になります。「今年は浴衣で行ってみようか?」と、親子で相談してみるのも楽しいですね。
- お祭り気分を盛り上げたいなら → 浴衣・甚平
- 動きやすさ・汗対策を重視するなら → Tシャツ+短パン+帽子
というように、自由に選んで大丈夫です。ただし、あまりにも露出の多い服装や、過度に攻撃的なメッセージが書かれたTシャツなどは、年配の方が多い場では少し浮いてしまう可能性があります。「お参りの場」ということだけ、ほんの少し頭の片隅に置いてコーディネートしてあげると安心ですね。
配られるお菓子の選び方と中身
運営側の視点:溶けにくくて日持ちするものが基本
最後に、一番のお楽しみである「お菓子」について。どんなものがもらえるのか、運営側はどうやって選んでいるのか、ちょっと気になりますよね。
地蔵盆のお菓子は、炎天下の祭壇にお供えされることが前提なので、溶けにくく日持ちするものが選ばれる傾向にあります。
- スナック菓子(ポテトチップスなど)
- お煎餅やおかき
- ゼリー
- クッキーやビスケット
これらがセットになって袋詰めされているのが定番です。チョコレートや生菓子は少ないですね。最近では、個包装がしっかりしていて、賞味期限が長い駄菓子が増えているので、運営側としても選びやすくなっています。
アレルギーや年齢への配慮も大切
アレルギーへの配慮については、地域によって差があります。最近は成分表示が見えるようにパッケージ詰めされていることが多いですが、心配な場合は、お子さんが食べる前に親御さんが中身をチェックしてあげてくださいね。
- 乳・卵・小麦など、よくあるアレルゲンが入っていないか
- ナッツ類が苦手な子がいないか
- 小さなお子さんには丸呑みしやすい飴・ナッツ類は避ける
イベントで配られるお菓子は、どうしても「全員共通のセット」になりがちです。もし強い食物アレルギーがある場合は、事前に運営側に相談し、「食べられないものがあっても気にしないでください」と一言添えておくと、お互い安心して参加できます。
お菓子とアレルギー・安全性について、メーカーや公的機関の公式情報を一覧でチェックしたい方は、当サイトのお役立ちリンク集(信頼できる公式情報サイトまとめ)も参考になるかなと思います。
もし「お菓子を持ってきてください」と言われたら
地域によっては、「参加する家庭はお菓子を1〜2袋持ってきてください」とお願いされることもあります。その場合は、
- 個包装であること
- 夏場でも常温で溶けにくいこと
- 極端に好き嫌いが分かれない味(激辛・超すっぱい系は避ける)
あたりを意識して選ぶと喜ばれやすいです。「何を買えばいいか分からない…」という場合は、イベント向けのお菓子の量や予算のイメージがつかみやすい高校生向けお菓子パーティーの準備と定番をまとめた記事も、考え方の参考になるかもしれません。
最終的には、「自分の子どもにも安心して食べさせたいと思えるか?」を基準に選んであげるのが、一番シンプルで間違いないかなと思います。
地蔵盆のお菓子もらい方のまとめ

今回は、地蔵盆のお菓子もらい方や2025年の日程、マナーについて詳しく解説してきました。
初めて参加する時は「よそ者が行ってもいいのかな?」とドキドキするものですが、地蔵盆は本来、子供たちの健やかな成長を地域みんなで願う温かい行事です。多少ぎこちなくても、「参加してみたい」という気持ちさえあれば、きっと受け入れてもらえるはずです。
- 2025年は8月23日(土)・24日(日)開催の可能性大!
- 夕方、鉦(カネ)の音が聞こえたら袋を持って集合。
- お賽銭は100円が目安。のし袋は必須ではない。
- 「ありがとうございます」の挨拶と感謝の気持ちを忘れずに。
お菓子をもらうという体験を通して、子供たちが「自分はこの地域の一員なんだ」と感じられることこそが、一番の収穫かもしれませんね。ぜひ、大きめの袋を持って、親子で地蔵盆の雰囲気を楽しんでみてください!
※本記事の情報は一般的な慣習に基づいています。地域や町内会によってルールが大きく異なる場合がありますので、最終的な判断は地域の掲示板や担当の方への確認をお願いいたします。