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コロンのお菓子が販売中止?真相と買える場所を解説

スーパーのお菓子売り場で、コロンが見つからずスマートフォンで検索する女性と、無事にコロンを見つけて笑顔で手に持つ女性の対比画像。

こんにちは。駄菓子とおかしの研究所、運営者の「s.ma」です。

最近、昔から大好きだったグリコの「コロン」をコンビニとかで見かけなくないですか? ふと「もしかしてコロンのお菓子って販売中止になったの?」って不安になって、検索した方も多いんじゃないかなと思います。

子どもの頃から慣れ親しんだお菓子だけに、販売中止の理由がもし本当ならショックですよね。特にチョコ味が好きだった方は、もう長いこと見かけないので、余計に不安になっているかもしれません。

結論から言うと、コロンは販売中止になっていません!

この記事では、なぜ販売中止なんて噂が流れてしまったのか、その真相を徹底的に調査しました。そして、じゃあ一体コロンはどこで売ってるのか、さらにはコロンに似てるお菓子まで、コロンの「今」をまるっと調べてみました。この記事を読めば、もうコロンを探して途方に暮れることはなくなるはずです!

この記事のポイント
  • コロンが販売中止という噂の真相
  • コロンが店頭(特にコンビニ)から消えた理由
  • 現在コロンが買える場所(スーパーや通販)
  • コロンの歴史やチョコ味の終売について
目次

コロンのお菓子が販売中止という噂の真相

現在スーパーなどで販売されているグリコの「クリームコロン あっさりミルク」便利な小袋9袋入りの大袋パッケージ。
引用画像元:Amazon

まずは、皆さんが一番気になっている「コロンは本当に販売中止なの?」という大きな疑問に、ズバリお答えします。そして、なぜこんなにも「見かけない」「売ってない」という声が広まってしまったのか、その背景についても詳しく深掘りしてみました。

結論:コロンは販売中止ではない

いきなり結論から言っちゃいますが、グリコの「コロン」は販売中止になっていません! 今もちゃんと製造・販売が続けられている、現役のお菓子です。

この情報の裏付けとして、メーカーである江崎グリコさんの公式サイトをくまなくチェックしましたが、「コロンの製造および販売を終了します」といった公式な発表は一切ありませんでした。

それどころか、公式サイトの商品情報ページには、現在販売中のフレーバーがちゃんと掲載されています。(出典:コロン | 【公式】江崎グリコ(Glico)

これだけ50年以上も愛されてきたロングセラー商品が、もし本当に販売中止になるなら、消費者やお店への影響を考えて、必ず事前に何らかのお知らせがあるはずですよね。それがないということは、今も現役バリバリだという何よりの証拠かなと思います。

なぜ「販売中止」と誤解されたのか

じゃあ、なんでこんなに「販売中止」なんていう都市伝説のような噂が広まっちゃったんでしょうか。

これは、決して誰かがデマを流したというわけではなく、いくつかの小さな事実が重なって、多くの人が「コロン=もう売ってない」というイメージを共有するに至った…ということみたいなんです。

要因1:お店での露出が減った

一番の理由は、やっぱり「近所のお店で売ってない」ことですよね。特に、昔は(それこそ10年くらい前は)どこのコンビニのお菓子コーナーにも必ずあったのに、今ではすっかり見かけなくなりました。この「いつもあった場所から消えた」という体験が、販売中止の誤解を生む最大の原因だと思います。

要因2:好きだった定番味がなくなった

「コロンといえばこの味だったのに!」という、お気に入りのフレーバーが販売終了になって、「あれ?もしかしてコロン自体が…」って思っちゃうパターンです。これについては、次の「チョコ味」のところでも詳しく触れますね。

要因3:SNSによる情報の増幅と共感

「そういえば最近コロン見ないよね」「販売中止かも?」といった個人の素朴な疑問や投稿が、X(旧Twitter)などのSNSを通じて拡散されます。すると、同じように「私も見かけてない!」という人が共感し、その声が集まって、いつの間にか「コロンは販売中止になったらしい」という、事実とは異なる集合的な認識が形成されてしまった…。これは現代ならではの理由かもしれません。

コロンをコンビニで見かけない理由

コンビニのお菓子売り場で、スーツ姿の女性が棚をじっと見つめ、商品(コロン)を探しているかのように考え込んでいる様子。

昔はセブン-イレブンやファミリーマート、ローソンなど、どこのコンビニでも当たり前のように買えたコロン。それがなぜ、パタッと見かけなくなったのか…。

これは、コロンの人気が落ちたというより、日本のコンビニのビジネスモデルが大きく関係しているみたいです。

コンビニのお菓子の棚って、ご存知の通りスペースがものすごく限られていますよね。あの限られた一等地で最大の売上を出すために、商品の入れ替わりがめちゃくちゃ激しいんです。

POSデータ(販売実績)に基づいて、売れ行きの鈍い商品はすぐに棚から外され、代わりに話題の新商品やインパクトのある季節限定商品、あるいはプライベートブランド商品が優先的に並べられます。

コンビニの棚割り事情
  • スペースが命:限られた棚で最大の利益を追求する。
  • 新商品の優先:常に話題性のある新商品が求められる。
  • 回転率重視:売れ行きのペースが少しでも落ちると、棚から外される(=棚落ち)。

コロンは根強いファンがいるロングセラー商品ですが、爆発的な売上を記録する新商品と比べると、日々の販売ペースは穏やかです。そのため、商品の回転率をシビアに重視するコンビニの棚割り(商品の配置計画)から外されやすくなってしまった…というのが真相みたいです。

これはメーカーであるグリコさんの問題ではなく、小売店側の戦略的な判断によるものなんですね。

チョコ味の販売終了が噂を加速?

「販売中止」の噂を決定的に加速させたと私がにらんでいるのが、特定の人気フレーバーの販売終了です。

何を隠そう、私自身もコロンといえば「緑の箱のクリーム味」と「茶色い箱のチョコ味」が二大巨頭でした。でも、あの定番の「クリームコロン<チョコレート>」って、実はもう販売終了しているんですよね…。

はっきりとした終売時期は不明ですが、もう何年もレギュラー商品としては見かけていません。

「コロン=チョコ」というイメージが強かった人ほど、「あのチョコ味がないなら、コロン自体がなくなったんだ」と勘違いしてしまった可能性は、すごく高いと思います。

他にも、過去には「カカオコロン」や、時代を反映した「トロピカルフルーツコロン」、さらには数多くの期間限定フレーバーや地域限定フレーバーがありました。「以前はあったのに最近見かけない」という小さな喪失体験が積み重なって、「コロン自体が手に入りにくくなった」という印象につながり、販売中止の噂が広まった感じがします。

コロンの歴史と現在のラインナップ

昭和時代のレトロな商店でコロンを買う子供の様子(セピア調)と、現代のスーパーマーケットでコロンの箱を手に取り棚を見る若い女性の様子を対比させた画像。

ここでちょっと、コロンの歴史について。コロンがどれだけ長く愛されてきたお菓子なのか、その歩みを知ると、今の状況もまた違って見えてくるかもしれません。

実はコロンって、もう50年以上の歴史がある、すごいお菓子なんです。

  • 1970年(昭和45年):広島県でテスト販売が実施されます。
  • 1971年(昭和46年):京阪神地区で本格的な発売が開始されました。

コンセプトは「欧風菓子の雰囲気を持ちながらも、手軽に楽しめる製品」。サクサクのワッフルの中にクリームを詰めるというスタイルは、当時としてはかなり斬新だったようです。

ちなみに名前の由来は、あのコロコロとした可愛らしい見た目、そしてその形が「円柱(column)」であることから、「コロン」と名付けられたそうですよ。シンプルで覚えやすくて、良いネーミングですよね。

歴史的TIPS:コロンが本当に消えた時期

コロンの長い歴史の中で、小売店の事情ではなく、メーカー主導で市場から製品が完全に姿を消した時期が一度だけあります。それは1984年(昭和59年)の「グリコ・森永事件」の時です。

安全確保のために、グリコ製品は一時的に店頭から一斉に撤去されました。今の品薄状況とは全く異なりますが、長年のファンにとっては「グリコ製品が棚から消える」という強烈な原体験になっている可能性もありますね。

じゃあ、「今いったいどんな味が買えるの?」というと、主に流通しているのはこちらです(2025年時点)。

現在販売中の主なコロン(2025年時点)

  • クリームコロン<大人のミルク>:焦がしミルクペーストでコクをつけた濃厚なミルククリームが特徴。
  • クリームコロン<いちご>:甘酸っぱいおいしさのいちごクリーム。
  • クリームコロン大袋(あっさりミルク):分けて食べやすい個包装タイプ。スーパーなどで見かけることが多いです。

定番のチョコ味はありませんが、<大人のミルク>や<いちご>など、今もしっかりと定番フレーバーが市場に出ていることがわかりますね。

販売中止でないコロンのお菓子を探す方法

スーパーマーケットのお菓子棚に豊富に並べられた様々なフレーバーのコロンの箱を、若い女性が指差して選んでいる様子。

コロンが今も買えると分かったら、次に気になるのは「じゃあ、一体どこで売ってるの?」ってことですよね。はい、コンビニから主戦場を移したコロンの、現在の生息地(?)を徹底調査しました。もう「コロン難民」とはお別れです!

コロンはどこで売ってる?スーパー編

コンビニで見つからないなら、まず最初に、そして最優先でチェックすべきはスーパーマーケットです。

イオン、イトーヨーカドー、西友、ライフ、オーケーストアといった全国展開している大型スーパーマーケットや、地域密着型のスーパーは、コンビニよりも圧倒的にお菓子の棚が広いです。

コンビニが「今、売れるもの」を置く場所だとすれば、スーパーは「家庭で必要な定番品」を置く場所。そのため、コロンのようなロングセラー商品が安定して置かれている可能性が格段に高まります。

特に、家族でシェアできる「大袋」タイプ(あっさりミルク)はスーパーで見かけることが多いという情報がありました。まずは近所のスーパーのお菓子コーナーをじっくり探してみてください。

ドラッグストアも有力な販売場所

スーパーと並んで、いや、もしかしたらスーパー以上に見つかるかもしれない穴場が、ドラッグストアです。

マツモトキヨシやウエルシア、スギ薬局、クリエイトSDといった大手ドラッグストアチェーンって、最近お菓子コーナーがすごく充実してるじゃないですか。

私もよくチェックするんですが、薬や日用品のついで買いを狙って、食品やお菓子の品揃えにかなり力を入れている店舗が多いんですよね。スーパーで見つからなかったお菓子がドラッグストアにはあった!なんてことも結構あります。

コロンも、箱タイプの<大人のミルク>や<いちご>が置かれているケースがあるようです。意外な穴場なので、ぜひ覗いてみてください。

確実に買うならオンライン通販

「近所のスーパーもドラッグストアも全部回ったけど、どこにもなかった…」

そんな時の最終手段、いや、もしかしたら一番確実で時間もかからない便利な方法がオンライン通販です。

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、あるいはLOHACO(ロハコ)といった大手通販サイトなら、在庫も安定していますし、箱単位での「まとめ買い」や、複数のフレーバーのセット販売なんかも見つかります。

これならもう、「今日もコロンなかった…」と探しまわるストレスからも解放されますね。定期的に食べたい方は、Amazonの「定期おトク便」などを利用するのも賢い選択かもしれません。

検索するときのちょっとした注意点

これは本当に注意が必要なんですが、通販サイトで「コロン」とだけ入力して検索すると、お菓子の「Collon」じゃなくて、香水の「Cologne」(オーデコロンとか、SABONやSHIROの商品とか)が大量にヒットしちゃうことがあります。

お菓子のコロンを探すときは、「コロン お菓子」とか「グリコ コロン」のように、必ず関連する言葉と組み合わせて検索するのが確実ですよ。

コロンに似てるお菓子も紹介

コロンが大好き!あのサクサクのワッフル(クッキー?)とクリームの組み合わせがたまらない!という方なら、もしかしたらこのお菓子も好きかも?という「似てるお菓子」も調べてみました。

実は、コロンが誕生する(1971年)より前から売られている、2つの“先輩”菓子があるんです。どちらも素晴らしいお菓子なので、コロンのライバルとして、あるいは「コロンが見つからない時」の選択肢として、ぜひ試してみてほしいです。

チロリアン(千鳥饅頭総本舗)

福岡のお土産としてすごく有名ですよね。聞いたことある!という方も多いと思います。サクッと軽やかなクッキー生地(というか、こちらは「洋風せんべい」に近いかも)の中に、なめらかなクリームが入っています。コロンと比べると、ちょっと上品というか、贈答品としての風格がある感じがします。バニラ、ストロベリー、コーヒー、抹茶など味のバリエーションも豊富です。

フレンチパピロ(七尾製菓)

こちらはスーパーのお菓子コーナーでも見かけることが多いかも。コロンやチロリアンよりも生地がちょっと硬めで、バリボリっとした歯ごたえのある食感が特徴的です。クリームもフワッと軽い感じで、懐かしさを感じる素朴なおいしさがあります。コストパフォーマンスも良い、日常のおやつにぴったりな存在ですね。

不思議な偶然:1962年の福岡

驚くことに、この「チロリアン」と「フレンチパピロ」、どちらもコロンより約10年も前の1962年(昭和37年)に発売されているんです。

さらに不思議なことに、千鳥饅頭総本舗(飯塚市)も七尾製菓(北九州市)も、どちらも福岡県にルーツを持つ会社。日本の食生活が急速に西洋化していく中で、同じ時期に、同じ地域で、こんなによく似た「クリーム入り洋風巻きせんべい」が生まれていたなんて、面白い偶然ですよね。

せっかくなので、この3つのお菓子を簡単に比較表にしてみました。

特徴グリコ コロン千鳥饅頭総本舗 チロリアン七尾製菓 フレンチパピロ
発売年1971年1962年1962年
ルーツ大阪(グリコ本社)福岡(飯塚市)福岡(北九州市)
外側の食感軽く、繊細でクリスピーなワッフルサクッと軽やかなクッキー生地バリボリっと歯ごたえのある硬めの生地
クリームの質感なめらかで密度の高いクリームなめらかな舌触りの柔らかいクリームややフワッとした軽いクリーム
全体的な特徴洗練された現代的なスナックヨーロッパ風の贈答品・お土産菓子懐かしさを感じる日常のおやつ

こうして見ると、似ているようでそれぞれに明確な個性があることがわかりますね。コロンファンの方も、ぜひ食べ比べてみてください。

コロンのお菓子が販売中止は誤解だった

というわけで、ここまで長々と調べてきたことをまとめますと、コロンのお菓子が販売中止になったというのは、まったくの誤解だったことが分かりました。

皆さんの不安が少しでも解消されたなら嬉しいです。

まとめ:コロン販売中止の真相

  • 結論:販売中止ではない。今も製造・販売されている。
  • 噂の理由:コンビニの棚割りから外れがちになったこと、そして昔ながらのチョコ味が販売終了になったことで、「もう売ってないんだ…」と不安に思った人や、勘違いしてしまった人が多かった。
  • 買える場所:コンビニではなく、①大型スーパーマーケット②ドラッグストアを探すのが確実。
  • 最終手段:Amazonや楽天市場などのオンライン通販なら、探す手間なく確実に購入できる。

コロンが直面している「定番品なのに見かけにくい」という状況は、もしかしたら他の多くのロングセラー商品も抱えている悩みかもしれませんね。

もし、急にあのサクサクのワッフルと甘いクリームが恋しくなったら、この記事を思い出して、まずは近所のスーパーやドラッグストアのお菓子コーナーをじっくり探してみてください。そして、それでも見つからない時は、オンライン通販を活用するのが賢明です。

私もこの記事を書いていたら久しぶりに食べたくなってきたので、今度のお休みの日にでも「大人のミルク」を探してみようかなと思います!

スーパーのお菓子売り場で、コロンが見つからずスマートフォンで検索する女性と、無事にコロンを見つけて笑顔で手に持つ女性の対比画像。

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